卒園生
2021年に創立50年を迎えた天使幼稚園。昨年で1694人の卒園生を送り出しました。創立者の塚本神父様そして荒先生が、神さまの道を歩む中で幼稚園を作られ、子どもたち保護者の方に神さまの愛をたくさん伝えられてきました。在園中の園児の保護者の方の中にも、天使幼稚園を卒園されている方が何人もいらっしゃいます。神父様、荒先生と時間を共に過ごした職員は減ってきていますが、卒園生でもある保護者の方からもお二人のお話を聞く中で、お二人が伝えてきた思い、注がれてきた姿が感じられ、大切に受け継いでいきたいと思っています。
先日、在園児のお母さまでご自身も卒園生の方が、同級生を連れて帰ってきてくださいました。お二人が在園中に担任をしていた職員が今も在職しているので、何十年ぶりの再会に心が温かくなる時間でした。幼稚園では朝や帰る前、お弁当の時間等にお祈りをしています。カトリックとして統一されているお祈りだけでなく、子どもたちが考えた“お休みのお友だちを思うお祈り”や“困っている人が安心して暮らせますように・・・”などのお祈りも神さまにしています。その習慣が“卒園してからも残っていた”というお話を聞きました。卒園してからも困った時に神さまにお祈りをしていた・・・というエピソードを聞き、一人ひとりが神さまに愛されている大切な存在であることが伝わっていたのだなと嬉しくなりました。
マリア様を思い浮かべながら持ってきてくだった素敵なお花を、晴れた日に園庭のマリア様の所に飾るのが楽しみです。
いつまでも天使のつながりがあたたかく残っている喜びを大切に、これからもたくさんの子どもたちと過ごしていきたいと思います。