アフガニスタンのお話
アフガニスタンで支援活動されている卒園生のお母様に、今年もアフガニスタンのお話を聞きました。
毎日の子どもたちとのお祈りの時間に、世界には食べ物を十分に食べることが出来ない子どもや、綺麗な飲み水がなく学校に行かないで水を汲みに川まで行っている子どもがいるということを話して考えてきました。今回はアフガニスタンの現地の写真を見ながら、何年も活動されているお話を聞くことができ、子どもたちと心にとめる時間となりました。
日本人の医師“中村先生”という方がアフガニスタンで井戸を掘ったり水路を作ったりとご尽力されて、干上がっていた土地には水が流れ、草木が生え、そして畑ができた写真を見せていただきました。中村先生はいつでも危険な作業であっても先頭に立たれていた方で、“相手がどう思っているか”“相手がいい気持ちになる行動をしなさい”とおっしゃられながら活動をなさっていたそうです。
私たちはどうしても「私はこう思っているのに、なんでわかってくれないんだろう」と思ってしまう時もあるけれど、心の中でどうすれば相手を思いやれるだろう・・・優しくできるかな・・・と考えてみることで、普段の生活の中で悲しい出来事が少なくなるということを知ることができました。
天使幼稚園ではクリスマスまでの期間を『思いやり週間』としてアフガニスタンの人たちのために献金を集めています。みんなが集めた献金はアフガニスタンのために使われますが、その中で水路が作られた脇に“柳の木の苗木”を植えるためにお金を使っているという話を聞きました。柳の木の根っこは水に向かって生えていくそうで、水路の石の壁を強くする役割がある、ということも教えていただきました。
子どもたちと行っている献金や毎日のお祈りがアフガニスタンの方たちに届きますように。また、私たちが今できることを子どもたちと共に考えていく機会になりました。ありがとうございました。