誰かのために・・・
先日の焼き芋の時、みんなで食べるお芋を年長:月組さんが洗ってくれたり(お芋を焼く前に職員が洗っています)園庭で困っている友だちがいると、先生を呼びに来たり先生のところまで連れてきてくれたりします。
まだまだ小さな体ですが、優しい心を誰かのために使っている姿がたくさん見られます♪
自分たちにできること、相手が喜ぶことを自然と感じて行動に移している姿は、見ているこちらも温かい気持ちになります。
イエス様のお生まれになったクリスマスまであと1か月になりました。
幼稚園では毎年この時期に、“思いやり献金”をしています。お祈りの時間に、園長先生から世界には様々な理由で困難な生活を送っている人がいることを聞きました。戦争の影響で働かなくてはならない子どもや、建物が壊れてしまって外で勉強をしている子どもたちなど、写真も見ながら子どもたちと考えました。「遊べないのかな?」「外も楽しいけど寒くなってきたらどうするんだろう」と子どもたちもそれぞれに受け止めていました。何不自由なく暮らせることに感謝しながら、たくさん持っている自分の分の中から困っている人に(例えばおやつ1つ分を我慢して献金にあてる)分けっこするのはどうかな?と話すと、「それならできる!」と困っている人を助けたいという声が聞こえてきました。その中で「(おやつをがまんしたら)学校建てられる?」という意見もありました。もちろん一人ひとりの力は小さいですが、みんなの力を合わせていくと大きくなること、そしてみんなの温かい思いは必ず困っている人の心にも届くと伝えました。
お祈りの時間の後に、クラスでも思いやり献金について話しました。
おうちの方にも協力していただきながら、子どもたちと大切に考えていきたいと思っています。
幼稚園で普段自然とできている相手を思いやった行動を、世界に目を向けて考える時間となりました。まだまだ世界では胸を痛める出来事がなくなりませんが、あたたかなクリスマスをむかえられますように。