思いやり献金

※2月18日に投稿した「思いやり週間」の記事と合わせてご覧ください。


 2月14日から28日まで、子どもたちと思いやり週間を過ごし、紛争の被害にあった方々のためにどんなことができるか一緒に考えてみました。年少組の子どもたちからは、「(家が壊されてしまった写真を見て)家を作るための材料を送ってあげたい。」「食べ物をプレゼントしたい。」「みんなで飛行機に乗って助けに行く!」など子どもたちならではの意見が出ました。しかし、多くの食べ物や資材、人を現地に送ることはとても難しいことなので、みんなの思いを「献金」という1つの形にして、届けることにしました。

 天使幼稚園ではただお家の方からお金をもらうのではなく、デザートやお菓子を少し我慢しその分を献金に回したり、家の手伝いをしたりなど、ご家庭なりの支援の仕方で献金活動への参加をお願いしています。子どもたちにどんなことをしたか聞いてみると、「洗濯物を集めてお母さんに渡した。」「いつも食べているお菓子を1つ減らした。」「朝着たパジャマを自分でたたんだ。(お家の方の仕事を減らした)」などの話が出ました。

 少しずつ献金の経験を重ねてきた年中組では、「大きいお金(紙幣)はなかったけど、小さいお金(硬貨)は集められた。」という話が出ました。それを聞いた子どもたちからも「年中組みんなのが集まれば大きいお金になるんじゃない?」という気付きがありました。できる範囲で集めることの大切さと、たとえ1人ひとりのできることは小さくても、大人数で協力すれば大きな力になれるということに少しずつ気がつき始めたように感じます。

 年長組では「100円でできる国際協力」という本を子どもたちと読みました。100円という身近な硬貨でどれだけのことができるのかということが書いてある本です。自分たちが集めた献金がどのように具体的に役に立つのかを目で見て感じることで、献金を集める事が困っている方への助けになることが子どもたちにもより伝わったように思います。そして今も戦争が起こっている国があることや、困っている方々がいることを知りました。「困っている国の人を助けて下さい」という自分たちでお祈りをする姿に、困っている方々へ心を向ける経験を積み重ねてきた年長だからこそ、自然と思いやりの気持ちを向けられるようになってきていることに心が温かくなりました。

 顔の見えない相手を思い、その人のために何かをするということは子どもたちにとってまだまだ難しいことだと思いますが、毎学期を通して経験することで思いやりの気持ちが少しずつ芽生えているように感じます。これからも恵まれた環境にいることに感謝の気持ちを忘れず、子どもたちと過ごす日々を大切にしていきたいと思います。

2019年03月07日