幼稚園最後の運動会

幼稚園最後の運動会

コロナ禍という予想外の運動会でしたが、子どもたちにとってはずっと憧れだった年長組での運動会です。

年長さんは、リレーをしたり、綱引きをしたり、全員の心を一つにしたリズム遊びがあったりと…
年長だからこその競技がたくさんあります!
それは、最高学年になって初めてできることばかり☆
年少・年中組さんのときに見た年長組さんはとてもかっこよく、いつかあのかっこいい年長さんになるんだ、と目を輝かせていた子どもたち。
ついにその学年になり、あの憧れの姿を今度は自分たちが披露する番になりました。

きっとその思いは毎年子どもたちの背中を押してくれているのではないでしょうか。
9月から少しずつ子どもたちの様子を見て、「今日は太鼓ごっこをやってみよう!」など遊びとして楽しみながら運動会に向けて準備をしてきました。
その中でもいつも「楽しい!」「もっとやりたい!」と前向きな姿が見られ、「もうやりたくない」といったマイナスな言葉は最後まで聞こえませんでした。

迎えた本番、
勝敗がつく競技の前は少し緊張した様子で過ごしていた子どもたち。
リレーでは全員が全力で戦い抜いき、かっこいい姿に多くの拍手を頂きました。


リズム遊びは運動会のプログラム最後の競技でもありました。
たった一回の本番でしたが、子どもたちにとっては頑張ってきた全ての力を注ぐ最後のゴールでした。
それは一緒に準備を進めてきた担任にとっても最後であり、曲中にはリズム遊びが終わってしまうことへの寂しささえ感じるほど、楽しい時間でした。

運動会を迎える前、子どもたちがしてくれたお祈りの一部です。
「運動会の日は月組さん(年長)だけじゃなくって、ちゅーりっぷ(年少)組さんと星(年中)組さんのみんなが来れて、みんなでいっぱい頑張って、みんなが楽しい1日になりますように…」

自分だけではなく、自分のクラスだけではなく、
“みんな”に心を向けられる天使幼稚園の子どもたち。そんな子どもの心に触れて胸が熱くなりました。

またたくさんのお家の方々が、「みんな立派で感動しました。」と、我が子だけでなく全員の成長を喜んでくださり、天使幼稚園らしい温かい運動会となりました☆

2020年10月16日