あったかことば・ちくちくことば

年中・星組さんで“あったかことば・ちくちくことば”というものをクラス全員で相談しました。言われたら嬉しい気持ちになる言葉を“あったかことば”、言われたら悲しい気持ちになる言葉を“ちくちくことば”として子どもたちと目に見えない“気持ち”とともに言葉について考えてみました。また神様が一人ひとりにくださった“くち”からどんな言葉が出たら神様がお喜びになるかな?と、一緒に考えました。
年中組になり関わりがだんだんと深まり、子どもたち同士言葉でのやり取りをする時間がぐっと増えてきました。自分の思いを伝える時、遊びのルールを子どもたちで考えている時など、一生懸命頭の中で思い描いていることを言葉にして伝えている姿が見られます。上手に言える時もありますが、まだまだ言葉が足りなくて互いに思いがすれ違ってしまう時もあります。そういったときは近くにいる保育者が間に入って気持ちを整理したり言葉にする手伝いなどをしていますが、みんなでお互いの気持ちを考えながら上手にお話しできるように、“あったかことば・ちくちくことば”について意見を出し合いました。


“あったかことば”
  だいすき・ありがとう・おてつだいしようか?・だいじょうぶ? などなど
“ちくちくことば”
  きらい・やだ・あそびたくない・だめよ などなど

“あったかことば”はたくさん意見が出てきましたが、“ちくちくことば”は色々考えながら慎重に意見を出していた星組さんでした。担任から一方的に教えるだけでなく、子どもたちとともに意見を出し合っていくと、一人ひとりが考えて行動に移していくきっかけにもなります。“あったかことば”は伝えるだけでなく、それが行動にも生かされ、困っている友だちを見つけると自然と優しい言葉を掛けたり、手を差し伸べているすがたが見られます。
 
 後日、保育室の壁に“あったかことば”“ちくちくことば”の表を貼っておくと、「先生!これもあったか言葉だよね?」と新しく増やしてくれたり、表を見ながら確認している姿も見られました♪

2020年09月14日