アフガニスタンのお話
アフガニスタンで活動をされている卒園生のお母さまに、アフガニスタンのお話を聞きました。
これまでもお祈りの時間に、写真などを見ながら世界には安心して暮らすことができない地域があること、困っている人がたくさんいることを子どもたちと考えてきました。
今回は実際に見て体験してきた方のお話から、アフガニスタンの姿や何年にもわたっての変化の写真なども見ることができ、子どもたち一人ひとりが受け止める時間になりました。
地球温暖化で水が干上がってしまって作物を育てられなかったり・・・
“地球温暖化”という言葉は知っていても、「今年の夏は暑かったね」だけでなく、“こんなふうに困っているんだ”というお話を聞きました。
その中で“中村先生”という、日本の方がアフガニスタンで井戸を掘ったり水路を作ったりとご尽力されたお話も聞きました。いつも先頭に立って危険な作業にも参加されていた先生で、“相手がどう思っているか”“相手がいい気持ちになる行動をしなさい”とおっしゃられていたそうです。
どうしても「わたしはこう思っているのに、なんでわかってくれないの?」と思ってしまうけれど、その時に一呼吸おいて相手の気持ちに気がつけたら・・・隣の人にやさしくできたら・・・みんながそうやって相手を思いやっていられたら、世界から悲しい出来事がなくなっていくのだなと感じた時間でした。
中村先生のご尽力で、干上がっていた土地に緑が生え、今も現地の方が思いを引き継ぎ水路を建設しているそうです。
幼稚園ではクリスマスまでの期間に、アフガニスタンの方のために献金を集めています。
相手のことを思いやって貯めている献金です。お金はもちろん大切ですが、そういったあたたかい心も大切にしていきたいと思います。